教皇、12月にドバイ訪問、COP28を機会に

　教皇フランシスコが、今年12月初旬、アラブ首長国連邦（UAE）のドバイを訪問されることが明らかになった。

　バチカンのマッテオ・ブルーニ広報局長の声明によれば、教皇はアラブ首長国連邦のムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領の招きに応え、2023年12月1日（金）から12月3日（日）にかけて、ドバイを訪問される。

　教皇のこの訪問は、ドバイで開催される国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)を機会としたもの。

　教皇はCOP会議に今回初めて参加することになる。一方、教皇のアラブ首長国連邦への訪問は、2019年2月にアブダビを訪れて以来、2回目となる。

　教会暦でアッシジの聖フランシスコを記念した今年10月4日、教皇は使徒的勧告「ラウダーテ・デウム」を発表。

　環境問題をテーマにした2015年の教皇の回勅「ラウダート・シ」を補い、完成させるこの使徒的書簡の中で、教皇はドバイで開かれるCOP28を見据えながら、同会議がクリーンなエネルギーへの移行をより促進することに期待を示されている。