COP28:教皇「気候の変化に政治的変化をもって答える必要」強調
教皇フランシスコは、日曜正午の祈りの席で、ドバイで開催中のCOP28を機会に、気候変動対策への努力を再び呼びかけた。
教皇フランシスコは、12月3日(日)のお告げの祈りで、ドバイで開催中のCOP28への関心と一致を改めて示された。
教皇は、同日朝、ドバイのCOP28会場であるエキスポ・シティに設けられた「信仰のパビリオン」の開所式にビデオメッセージをおくった後、バチカンのサンタ・マルタ館で行われた正午の祈りで、国務省のパオロ・ブライダ師の代読を通し、気候変動対策への努力を再び呼びかけた。
この中で教皇は、COP28の進行を大きな関心を持って見守っていると述べ、参加者らに連帯を表明。
「気候の変化に、具体的な政治的変化をもって答える」よう招きながら、個別主義やナショナリズムという、狭い路地、過去の図式から抜け出し、必要とされる地球規模のエコロジー的回心のために、共通のビジョンを受け入れ、これ以上先送りすることなく、今すぐ皆でそれに取り組もう、とアピールされた。
03 12月 2023, 13:54