検索

教皇と枢機卿理事会による会合  教皇と枢機卿理事会による会合  

教会における女性の役割等めぐり、教皇と枢機卿らの会合

教皇フランシスコ出席のもと、12月4日、5日に、枢機卿理事会の会合が行われた。

 教皇フランシスコ出席のもと、12月4日(月)および5日(火)、バチカンのサンタ・マルタ館で、枢機卿理事会の会合が行われた。

 枢機卿理事会は、普遍教会の運営を助け、教皇庁諸機関の見直しを行うことを目的に、教皇フランシスコが2013年9月13日付の文書を通し設立したもの。現在そのメンバーは、国務長官、バチカン市国行政長官、各大陸を代表する枢機卿など、9名からなり、定期的にバチカンで会合を行なっている。

 バチカン広報局の発表によれば、今回の会合では、「教会における女性の役割」が中心テーマとなった。この主題をめぐり、大学や神学校などで教鞭を執る司祭や、修道女、信徒ら数人が招かれ、考察を豊かなものとした。

 また、世界の様々な地域の社会、政治、教会の状況について、枢機卿たちから報告が行われた。ここでは特にウクライナと聖地の情勢、またドバイで開催中のCOP28を背景とする各国司教団の取り組みなどについて言及された。

 この他、オマリー枢機卿より、未成年者の虐待防止の会議が2019年2月に開かれて以来まもなく5年が経過することから、各司教協議会参加の次会議の可能性やそのあり方について様々な仮定が示された。

 最後に、この会合では前回のシノドス第一セッションについての意見交換が行われたほか、使徒憲章『プレディカーテ・エバンジェリウム』の精神、原則、基準の、教区の組織における適用についての考察が続けられた。

 次回の会合は、2024年2月に行われる予定。

 

07 12月 2023, 00:37