教皇、ベトナム共産党の使節と会見
教皇フランシスコは、バチカンを訪問したベトナム共産党の使節とお会いになった。
教皇フランシスコは、1月18日、バチカン宮殿でベトナム共産党の使節とお会いになった。
同使節は、教皇との会見に続き、国務省で国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿および外務局長ポール・リチャード・ギャラガー大司教との会談を持った。
外務局長ギャラガー大司教は、この日バチカン広報局のホールで行われた「エットレ・コンサルヴィ枢機卿帰天200年」の会議の折に、ベトナム共産党の今回の訪問についてコメントした。
同大司教は、この朝行われたベトナム共産党との会談を「ポジティブな出会い」とし、これが教皇庁とベトナムの外交関係にさらなる重要な実りをもたらすと共に、同国のカトリック共同体によい影響を与えることを希望した。
教皇庁とベトナム社会主義共和国政府は、昨年7月27日、ベトナムのヴォー・ヴァン・トゥオン国家主席のバチカン訪問を機に、駐ベトナム教皇庁代表とその駐在事務所をめぐる規約を締結。12月には、駐シンガポール教皇大使、マレク・ザレスキ大司教を、駐ベトナム教皇庁代表に任命することで合意している。
ギャラガー大司教は、今年4月にベトナムを訪問すること、また国務長官のパロリン枢機卿も今年のうちに同国を訪れる予定であることを明らかにした。
教皇フランシスコの将来のベトナム訪問の可能性について、ギャラガー大司教は「あると思う。ただ、それにふさわしい状況になるために、その前に多少前進する必要がある。教皇は訪問を望んでおられると思う。同国のカトリック共同体は、当然教皇の訪問を大いに願うと共に、それが地域一帯への素晴らしいメッセージになると考えている。」と語った。
18 1月 2024, 18:15