教皇「新しいいのちの歩みを取り戻す、神のゆるしの道」
教皇フランシスコは、3月8日(金)、ローマ教区の小教区で共同回心式をとり行われた。
教皇フランシスコは、3月8日(金)、ローマ教区の小教区の教会を訪問、信者らと共同回心式をとり行われた。
このたび教皇が訪問した聖ピオ5世(サン・ピオ・クイント)教会は、ローマ市西北アウレリオ地区にある。小教区の創立は1951年、同教会は1962年に献堂された。
同教会を訪れた教皇は、入り口で信者らの温かい歓迎を受けられた。
教皇によるこの共同回心式は、毎年四旬節第4主日の前々日と前日に行われる福音宣教省・世界宣教部門の主催の司牧行事、「主のための24時間」の一部をなすもの。
この共同回心式では、集会の祈りとことばの典礼に始まり、次いで個々の信者のゆるしの秘跡が行われた。
式中の説教で教皇は、洗礼と共に始まった新しいいのちは一つの歩みであるが、たくさん歩いた後で、わたしたちは自分たちの中に流れる聖なるいのちを見失っているかもしれない、と指摘。
日常のあわただしいリズムに気をとられ、わたしたちには常に新しいいのちが灰の下で燃え、炎を輝かせるのを待っていることに気づかない、と語った。
わたしたちが新しいいのちの歩みを取り戻すには、どの道をとるべきか、それは「神のゆるしの道」である、と教皇は説かれた。
教皇は、この式の中で、数人の信者の告解を聴かれた。
式は、感謝の祈りと、聖体降福式によって締めくくられた。
その後、教皇は信者らに挨拶と祝福をおくりつつ、バチカンに戻られた。
08 3月 2024, 19:08