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教皇フランシスコ、復活祭を前に聖地のカトリック信者へ書簡 教皇フランシスコ、復活祭を前に聖地のカトリック信者へ書簡 

聖地のカトリック信者へ教皇の書簡

教皇フランシスコは、間もなく復活祭を祝う聖地のカトリック信者らに書簡をおくられた。

 教皇フランシスコは、聖地のカトリック信者らに書簡をおくられた。

 聖地において、グレゴリオ暦に従うカトリック共同体は今年は3月31日(日)に、ユリウス暦に基づく同共同体は5月5日(日)に復活祭を祝う。

 この書簡は、間もなく訪れる復活祭を前に、教皇が聖地全域のあらゆる典礼のカトリック教会の信者たちに、ご自身の寄り添いと愛情を伝え、特に「不条理な戦争の悲劇」に深く傷ついた人々や、未来を拒まれた子どもたち、悲しみと苦しみ、茫然自失の状態にある人々を励ますことを目的としている。

 書簡の中で教皇は、主が生き、死に、復活された場所、聖地で暮らす皆さんにとって復活祭を祝うことは、特別な意味を持っていることでしょう、と述べている。

 教皇は聖地の信者たちの信仰の証しと愛徳の業、いかなる試練にも希望を保つ心に感謝を表された。

 教皇は皆の苦しみを知る父としての愛情と共に、世界中のカトリック信者たちの愛情を伝えながら、主イエスが、善きサマリア人のように、皆さんの傷ついた体と魂に慰めの油と希望のぶどう酒を注いでくださるようにと願われた。

 そして、教皇は、聖地の信者たちと心を合わせ、「わたしたちの平和である主(参照 エフェソ2,14-22)、平和を実現する人々は幸いであると言われた主よ(参照 マタイ5,9)、人の心を憎しみと暴力と復讐から解放してください。わたしたちは、赦される方、柔和で謙遜な方(参照 マタイ11,29)であるあなたを見つめ、従います。あなたと共に立ち上がり、復活する希望を、誰もわたしたちの心から奪えないようにしてください」と祈られた。

27 3月 2024, 18:07