教皇、イタリア・チェッカー連盟のメンバーたちと
教皇フランシスコは、イタリアのチェッカー連盟関係者とお会いになった。
教皇フランシスコは、イタリアのチェッカー連盟関係者とお会いになった。
盤上で駒を動かし、相手の駒を取っていくボードゲーム「チェッカー」(ドラフツ、西洋碁)は、イタリアでは「ダマ」と呼ばれている。
イタリアのチェッカー(ダマ)連盟は、今年、創立から100年を迎えた。
教皇は同連盟の会員たちへの挨拶で、「チェッカー」の素晴らしい特徴として、頭を使うこと、そして誰でもゲームが可能であることの二つを挙げられた。
「チェッカー」は、チェッカーボードと駒さえあれば、誰とでもその場でゲームを共にできることから、世界各地で親しまれている、と教皇は述べ、その一例として、イタリアに上陸した移民たちの間でリクリエーションとして最も用いられているゲームの一つがこの「チェッカー」であると紹介。
大きな不安や心配の中に置かれた移民たちは、仲間や、時には受け入れ側の人々と「チェッカー」に興じながら、慰めを得ている、と語られた。
また、教皇は「チェッカー」は論理的思考を鍛えるものであると指摘。新しいメディアの乱用が思考を眠り込ませる一方で、考える訓練が必要、と話された。
教皇は、チェッカー連盟のメンバーたちが喜びをもって集い、スポーツ精神をもって対局していることは、自分の中に閉じこもり、孤立しがちなこの世界にあって、さわやかな風をもたらすものと述べ、同連盟の活動に励ましをおくられた。
26 4月 2024, 13:50