教皇、ガザで殺害されたNGOスタッフのために祈る
パレスチナのガザ地区で人道支援のために活動していたNGOのスタッフがイスラエル軍の攻撃で殺害されたことに対し、教皇フランシスコは深い遺憾の意を表明された。
教皇フランシスコは、4月3日の一般謁見の席で、パレスチナのガザ地区で人道支援を行なっていたNGOのスタッフ7人がイスラエル軍の攻撃により殺害されたことに言及、深い遺憾の意を表明された。
「残念ながら中東から悲しいニュースが届き続けている」と述べた教皇は、「ガザ地区における即時停戦を新たに断固として訴えたい」と強調された。
教皇は人道支援を配給するための活動中に殺害されたボランティアの人々を悼み、犠牲者と遺族のために祈られた。
ガザ地区の疲弊し苦しむ市民が人道支援にアクセスできるよう教皇は願うと同時に、人質の即時解放をあらためてアピールされた。
教皇は中東での紛争の拡大をまねくあらゆる無責任な行動を避け、この戦争はもとより、世界各地で死と苦しみをもたらし続ける他の戦争を止めるために努力するよう呼びかけられた。
そして、これらの戦争を終結させ、平和が広がるよう祈ろう、と信者らを招かれた。
また、この席で、戦争のために命を失った23歳のウクライナ人兵士が所有していた聖書とロザリオを手にされた教皇は、詩編130「深き淵より」に下線を引いて祈っていたこの若者のため、同じように戦争の狂気の中で亡くなった多くの人々のために祈って欲しいと願われた。
03 4月 2024, 14:32