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教皇フランシスコ、青少年司牧をめぐる国際会議の参加者との集い 2024年5月25日 バチカン宮殿 教皇フランシスコ、青少年司牧をめぐる国際会議の参加者との集い 2024年5月25日 バチカン宮殿  (Vatican Media)

教皇「喜びと慰めと希望のメッセージを若者たちに」

教皇フランシスコは、青少年司牧をめぐる国際会議の参加者らとお会いになった。

 教皇フランシスコは、5月25日、青少年司牧をめぐる国際会議の参加者らとお会いになった。

 この会議は教皇庁いのち・信徒・家庭省によって主催され、青少年司牧に携わる聖職者や専門家、また多数の若者たちが参加した。

 教皇は挨拶の冒頭、昨年8月に行われた「世界青年の日(ワールドユースデー )リスボン大会」を振り返り、パンデミック後の影響や緊張する国際情勢の中で希望を必要としていた若者たちは、この機会を通してキリスト者としての喜びを経験することができた、と、同大会に協力したすべての人々に感謝を表された。

 そして、同大会の体験を、今後予定されている国際レベルの行事、2025年の聖年中の「若者の聖年」と、2027年の「世界青年の日・ソウル大会」につなげ、これらの催しが多くの若者たちに、とりわけ普段教会に通わない人々に、イエスとの出会いをもたらす機会となるように、と望まれた。

 こうした大きな催しに向かって準備を進める一方で、教皇は日頃の青少年司牧の大切さを強調。毎日の司牧の小さな一歩一歩、シンプルな言葉や働きかけは目立たないものであっても、若者たちの心の底に刻まれ、恒久的な実りをもたらすだろう、と話された。

 教皇は、日常的な青少年司牧に欠けてはならないのは、「神は愛である」、「キリストはあなたを救う」、「キリストは生きておられる」、「聖霊はいのちを与える」といった基本的な確信を若者たちが心に育てられるように助けること、と述べられた。

 また、教皇は青少年の司牧に必要なもう一つの要素として、「霊的な識別力」を指摘。若者たちにとって、信仰と召命を発見するための道のりの中で、識別力を持つ司牧者と出会うことがいかに大切であるかを説かれた。

 教皇は、青少年と共に青少年のために働く司牧者らに、イエスは生きておられ、イエスこそ主であるという、喜びと慰めと希望のメッセージを若者たちに届けて欲しいと、励ましを与えられた。

25 5月 2024, 16:49