教皇、ローマ教区中心部で司牧する司祭たちと対話
教皇フランシスコは、ローマ市内のサンタ・クローチェ・イン・ジェルサレンメ教会で、ローマ教区中心部で司牧する司祭たちと対話された。
教皇フランシスコは、5月3日(金)午後、ローマ市内のサンタ・クローチェ・イン・ジェルサレンメ教会を訪問、ローマ教区の中心部で司牧する司祭たちとお会いになった。
教皇は、昨年秋より、ローマ教区の主任司祭たちとの出会いを地区別に行っている。教皇はこの対話集会を郊外から始められたが、今回は教区の中心部の司祭らが対象となった。
この夕方、ローマ・エスクィリーノ地区にある同教会の司祭館には、ローマ市「チェントロ(中心地区)」の38の小教区を担当する主任司祭および助任司祭たち、また教育機関の学長たち、病院付き司祭ら、約100名が集った。
教皇と司祭たちの対話は、非公開の形で、およそ2時間にわたり行われた。
ローマ教区の声明によれば、この集いでは、ローマ教区における教皇代理司教名代(ヴィーチェジェレンテ)バルド・レイーナ補佐司教による短い挨拶、詩編の朗読に続き、教皇と司祭たちの間で質疑応答が行われた。
対話中のテーマはすべて司牧に関するもので、特に子どもたちの司牧、高齢者の尊重と保護、移民やホームレスなどを含む社会的に弱い立場の人々の深刻化する現状とそのための対応などが話し合われた。
また、間近に迫った2025年の聖年と、世界中から訪れ、まさにローマの歴史的中心部に集中するであろう巡礼者たちの受け入れなども話題になった。対話の中では、ローマ中心部の教会が持つ可能性を、聖年を通した眼差しで見ることができたという。
司祭らとの出会いの終了後、教皇は教会の外に集った信者らに挨拶と祝福をおくり、車でバチカンに戻られた。
03 5月 2024, 20:53