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教皇とローマ教区の若い司祭たちとの出会い

教皇フランシスコは、ローマ教区の若い司祭たちとお会いになった。

 教皇フランシスコは、5月29日、ローマ教区の若い司祭たちとの出会いを持たれた。

 この集いは、ローマ・ポルトゥエンセ地区にある師イエズス修道女会の共同体に付設するノストロ・シニョーレ・ジェズ・クリスト・ディヴィーノ・マエストロ教会で行われた。

 師イエズス修道女会は、1924年の創立以来、今年で100年を迎えた。到着された教皇は、クリプタで同会の修道女たちをはじめ協力者やその家族らの温かい歓迎を受けられた。

 続いて、教皇は本聖堂で、ローマ教区で働く、叙階後10年以下の司祭たち、およそ100名とお会いになった。

 教皇はローマ教区の司祭たちとの地域別の対話を完了された後、現在、司祭叙階の年数別に分けられたグループとの対話を始められた。その初回として、5月半ばには、同教区の叙階40年以上の司祭たちとの出会いを持たれている。

 今回行われた、叙階後10年以下の比較的「若い」司祭たちとの対話では、叙階後間もない段階での司牧体験が中心的テーマとなった。

 そこには人々の信仰を発見する喜びがある一方で、司祭生活で直面する様々な危機があり、これに対して教皇は、危機に一人で対応することはできない、と強調された。

 また、ローマ教区そのものをめぐり、その発展や素晴らしさだけでなく、欠点も挙げられた。このような問題に、教皇は「おしゃべり」ではなく「対話」と「シノドス的プロセス」を通して対応することの大切さを説かれた。

 さらに、都市の中の孤独な人々の存在が指摘され、これらの人々にいかに寄り添うかがテーマとなった。こうした中、教皇はお年寄りへの寄り添い、訪問、傾聴の重要性を示された。

 率直な対話に感謝された教皇は、6月2日(日)にローマ教区のカテドラル、ラテランの聖ヨハネ大聖堂(サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ)で予定されている「キリストの聖体」の祭日の教皇ミサへの参加を司祭らに呼びかけられた。

30 5月 2024, 13:08