攻撃を受けたガザ地区のセイクリッド・ファミリー・スクール 2024年7月7日 攻撃を受けたガザ地区のセイクリッド・ファミリー・スクール 2024年7月7日  (AFP or licensors)

ロマネッリ神父:ガザのカトリック系学校攻撃に深い悲しみ

パレスチナ・ガザ地区の小教区主任司祭ロマネッリ神父は、現地のカトリック系学校が攻撃されたことに大きな悲しみを表明した。

 パレスチナ・ガザ地区の小教区主任司祭ロマネッリ神父は、現地のカトリック系学校が7月7日攻撃されたことに深い悲しみを表明した。

 攻撃を受けたのは、ガザ地区で最も重要なカトリック系の学校の一つ、セイクリッド・ファミリー・スクール(聖家族学校)。リマル地区にある同校は、ゼイトゥン地区のラテン典礼小教区「聖家族小教区」からは数キロメートル離れた場所にある。

 詳細はまだ明らかではないが、ロマネッリ神父によれば、同校は二度の攻撃を受け、何人かの死者と、多くの負傷者がいる模様だという。

 ラテン典礼エルサレム総大司教区によれば、セイクリッド・ファミリー・スクールは同教区に属し、戦争開始以来、何百人もの民間人の避難所となってきた。同校内に宗教関係者は居住してない。

 ロマネッリ神父は、同校内の避難者の数は、最初は1000人近かったが、その後追い出され、また700人ほど行き場を失った人々が戻ってきたりと、常に変化していたため、爆撃時の避難者の数を把握することは難しいと話した。

 ラテン典礼エルサレム総大司教区は、「イスラエル軍がガザの聖家族学校に対して行ったと思われる急襲のニュースを深い懸念をもって注視している」と声明。

 民間人を標的にすること、あるいは民間人が戦闘現場外に留まることを十分に保証できない攻撃行為を強い言葉で非難した。

 

08 7月 2024, 17:31