教皇、移動興行者やサーカス関係者のコミュニティーを訪問
教皇フランシスコは、ローマのオスティア・リド地区の遊園地を訪問、移動興行者やサーカス関係者とお会いになった。
教皇フランシスコは、7月31日午後、ローマ郊外の遊園地を訪問、移動遊園地の仕事やサーカスに従事する人々のコミュニティーと交流された。
教皇が訪れたのは、ローマのオスティア・リド地区にある「ルナパーク・ディ・オスティア」。この訪問は、遊園地内に設置された「移動興行とサーカスの保護者聖母マリア」の像を祝別することを主な目的としたもの。
遊園地に到着した教皇は、近くの「平和の元后教会」の主任司祭、ジョヴァンニ・ヴィンツチェンツォ・パタネ神父と、ジュヌヴィエーヴ・ジャニングロ修道女らに迎えられた。
「イエスの小さい姉妹の友愛会」の会員であるジュヌヴィエーヴ修道女は、現在81歳、同じ会のアンナ・アメリア修道女と共に、56年間にわたり、移動遊園地やサーカスで働く人々に寄り添ってきた。
教皇は聖母像を祝別された後、子どもたちの誕生日祝い等に使用される、遊園地の小さな屋内ホールで、旅する興行者たちやサーカス関係者、そしてその家族たちとの出会いを持たれた。
式次第のないこの集いは、家族的な温かい雰囲気のもとに行われ、教皇はその中で「皆さんに感謝します。皆さんは人々を微笑ませてくれるからです」と挨拶をおくられた。
教皇は子どもたちからの贈り物を受け取ったり、関係者や家族たちの話に耳を傾けられた。また、毎日のロザリオの祈りの中で、教皇のために祈っているという女性たちのグループに感謝を述べられた。
この後、教皇へのオマージュとして、曲芸師やクラウンによる小さなショーが披露された。
皆の温かい歓迎に感謝されると共に、喜びをもって司牧にあたる司祭や修道女たちを励まされた教皇は、関係者らの見送りを受け、バチカンに戻られた。
01 8月 2024, 13:06