教皇、ベルギーの教会の聖職者による虐待の被害者らとお会いに

ベルギーを訪問中の教皇フランシスコは、9月27日、同国のカトリック教会の聖職者による虐待の被害者17名とお会いになった。

　この会見は、同日午後、ルーヴェン・カトリック大学での教皇と大学教員との集いの終了後、ブリュッセル市内の在ベルギー・ローマ教皇庁大使館で、2時間にわたり行われた。

　バチカン広報局によれば、参加した被害者らは、教皇に自らの体験と苦しみを話し、虐待防止のための教会の努力を願った。

　教皇は、被害者らの話に耳を傾け、苦しみに寄り添われると共に、その勇気に感謝された。

　自分たちが託された司祭のために、被害者らが子どもの時から苦しみを受けなければならなかったことに、教皇は恥いる気持ちを表明された。

　教皇は、ご自身に向けられた被害者らの願いを考察することができるよう、それらを書きとめられたという。