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「教会と人類のために祈りを」教皇、お年寄りと病者に

教皇フランシスコは、シンガポールのカトリック系施設に、お年寄りや病者を訪ねられた。

 教皇フランシスコは、シンガポール訪問最終日、9月13日(金)カトリック系福祉施設「聖テレサの家」を訪問、お年寄りや病者に挨拶をおくられた。

 「聖テレサの家」は、1935年、貧しき人の姉妹会によって、高齢者や貧しい人々、助けを必要とする人々への奉仕のために創立された。2003年より、その運営はシンガポールのNPOカトリック福祉サービスに託されている。現在、同施設では、お年寄りと病者、およそ200人がケアや支援を受けている。

 「聖テレサの家」の入口で105歳のクン・セクさんの笑顔に迎えられた教皇は、この後、施設のホールで高齢者と病者のグループとの集いを持たれた。

 また、教皇はこの訪問で、ニコラス・チア・シンガポール名誉大司教をはじめ、同施設で療養中の聖職者・修道者たちともお会いになった。

 教皇はお年寄りと病者への挨拶で、「教会と人類のために祈ってください。皆さんの祈りは神の御前で大切です。神は皆さんの祈りに耳を傾けることを喜ばれます。皆さんの忍耐と祈りに感謝します」と述べつつ、主の寄り添いと赦しを約束され、祝福を与えられた。

13 9月 2024, 11:52