教皇、菊地功・東京大司教ら21人を新枢機卿に指名
教皇フランシスコは、10月6日(日)の正午の祈りで、菊地功・東京大司教を含む21名を、新枢機卿として発表された。
教皇は、来たる12月7・8日に枢機卿会議を召集し、新枢機卿の任命式(7日任命式、8日ミサ)を行う旨を明らかにされた。
このたび、教皇フランシスコより新たに枢機卿として指名された21名は次のとおり(発表順、()内は出身国、所属修道会)。
-アンジェロ・アチェルビ大司教(99)、教皇大使(イタリア)
-カルロス・グスタボ・カスティージョ・マッタソリオ大司教(74)、リマ大司教(ペルー)
-ビンセンテ・ボカリク・イグリク大司教(72)、サンティアゴ・デル・エステロ大司教、アルゼンチン首位司教(アルゼンチン、聖ビンセンシオの宣教会)
-カブレラ・ヘラルド・カブレラ・ヘレラ大司教(68)、グアヤキル大司教(エクアドル、フランシスコ会)
-フェルナンド・ナタリオ・チョマリー・ガリブ大司教(67)、サンティアゴ・デ・チレ大司教(チリ)
-菊地功大司教(65)、東京大司教(日本、神言会)
-パブロ・ビルヒリオ・シオンコ・ダビド司教(65)、カローカン司教(フィリピン)
-ラディスラウ・ネメット大司教(68)、ベオグラード−スメデレヴォ大司教(セルビア、神言会)
-ジャイメ・シュペングラー大司教(64)、ポルト・アレグレ大司教(ブラジル、フランシスコ会)
-イグナス・ベッシ・ドグボ大司教(63)、アビジャン大司教(コートジボワール)
-ジャン・ポール・ベスコ大司教(62)、アルジェ大司教(フランス、ドミニコ会)
-パスカリス・ブルーノ・シュクル大司教(62)、ボゴール大司教(インドネシア、フランシスコ会)
-ドミニク・ジョゼフ・マチュー大司教(61)、テヘラン–イスファハン大司教(ベルギー、フランシスコ会)
-ロベルト・レポレ大司教(57)、トリノ大司教(イタリア)
-バルダッサーレ・レイナ大司教(53)、ローマ教区教皇代理司教(イタリア)
-フランシス・レオ大司教(53)、トロント大司教(カナダ)
-ロランダス・マクリクカス大司教(52)、教皇直属聖堂サンタ・マリア・マッジョーレ協働主席司祭(リトアニア)
-ミコラ・ビチョク司教(44)、ウクライナ人のためのメルボルン・セント・ピーター・アンド・ポール教区(ウクライナ、レデンプトール会)
-ティモシー・ピーター・ジョゼフ・ラドクリフ神父(79)、神学者(英国、ドミニコ会)
-ファビオ・バッジョ神父(59)、教皇庁総合的人間開発省・移民難民部門・次局長(イタリア、聖カルロ宣教会)
-ジョージ・ジェイコブ・クーバカド神父(51)、教皇庁国務省・教皇司牧訪問責任者(インド)
この日新枢機卿として指名された21名のうち、教皇選挙の投票権を持つ80歳未満は20名、投票権を持たない80歳以上は、99歳のアンジェロ・アチェルビ大司教のみ1名。
今回指名された80歳未満の枢機卿任命予定者21名の出身地を大陸・地域別に見ると、ヨーロッパ10名(イタリア4名、セルビア、フランス、ベルギー、リトアニア、ウクライナ、英国、各1名)、アジア4名(日本、フィリピン、インドネシア、インド、各1名)、アフリカ1名(コートジボワール)、北アメリカ1名(カナダ)、南アメリカ5名(ペルー、アルゼンチン、エクアドル、チリ、ブラジル、各1名)。
12月7日に行われる21人の新枢機卿の任命式後、枢機卿会のメンバーの総数は256人、このうち教皇選挙の投票権を持つ80歳未満の枢機卿は141人、投票権を持たない80歳以上の枢機卿は115人となる見込み。