お告げの祈り:教皇、ヤノマミ族の保護をアピール
教皇フランシスコは、10月20日(日)、列聖ミサの後半のお告げの祈りで、アマゾンの先住民族、ヤノマミ族の保護をアピールされた。
教皇フランシスコは、10月20日(日)、バチカンでとり行われた14人の聖人の列聖ミサの後半に、お告げの祈りを唱えられた。
教皇は祈りに先立ち、列聖式のために世界各地からローマを訪れたすべての人々に感謝の言葉をおくられた。
この日列聖された聖ジュゼッペ・アッラマーノの証しは、最も弱い立場に置かれた人々に対する関心の必要を思い出させる、と述べた教皇は、特にブラジルのアマゾン地域のヤノマミ族に言及。
聖ジュゼッペ・アッラマーノの列聖につながった奇跡は、まさにヤノマミ族の一員に起きたものであったことを紹介された。
教皇は、ヤノマミ族をはじめとする先住民族とその基本的権利を保護し、これらの人々の尊厳とテリトリーのあらゆるかたちの搾取に対抗するように、政治と民間の当局にアピールされた。
また、この日記念されたカトリック教会の「世界宣教の日」に触れた教皇は、新聖人たちが教えているように、すべてのキリスト者は各自の環境において、自らの証しを通し、宣教というこの普遍の使命に参加するように召されている、と強調。
しばしば大きな犠牲をもって、世界のあらゆる場所に福音の輝ける知らせを伝えるすべての宣教者に、祈りと支援を欠かさないように呼びかけられた、
教皇は、パレスチナ、イスラエル、レバノン、ウクライナ、スーダン、ミャンマーなどで戦争のために苦しむ人々に心を寄せ、平和の賜物を祈り続けるように信者らを招かれた。
そして、聖母ご自身や、他の聖人たちのように、勇気と喜びにあふれた証し人となれるように、聖母の取り次ぎを祈られた。
20 10月 2024, 18:49