ズッピ枢機卿(中央左)、モスクワ総主教庁の渉外局長・ヴォロコラムスク府主教アンソニー(中央右)と 2024年10月15日  ズッピ枢機卿(中央左)、モスクワ総主教庁の渉外局長・ヴォロコラムスク府主教アンソニー(中央右)と 2024年10月15日   (© Mospat.ru)

ズッピ枢機卿、モスクワ訪問終了:人道上の協力継続、平和を模索

ボローニャ大司教、イタリア司教協議会会長のズッピ枢機卿は、教皇フランシスコの使節として、10月14日から16日までモスクワへの2回目の訪問を行なった。

 ボローニャ大司教、イタリア司教協議会会長のマッテオ・マリア・ズッピ枢機卿は、教皇フランシスコの使節としてこのたびモスクワを訪問した。

 バチカン広報局の声明によれば、ズッピ枢機卿は、教皇フランシスコより託されたミッションを続けるために、10月14日から16日まで、国務省の随行員一名と共に、モスクワへの2回目の訪問を行なった。

 この訪問で、同枢機卿は、セルゲイ・ラブロフ外相、ユーリ・ウシャコフ外交政策大統領補佐官、マリヤ・リヴォヴァ=ベロヴァ子どもの権利担当大統領全権代表、タチアナ・モスカリコヴァ人権問題担当大統領全権代表と会見した。

 訪問中の対話により、子どもたちの家族への帰還と、捕虜・負傷者・戦死者の遺体の交換が、これまでどれだけ行われたかを判断することができた。

 モスクワ滞在中、同枢機卿は、ロシア正教会モスクワ総主教庁の渉外局長、ヴォロコラムスク府主教アンソニーと会見し、人道的性格のものをはじめとする、諸問題を話し合った。

 同訪問の全体をとおし、人道的な協力の継続と、切望される平和への道をめぐるいくつかの展望の検討が可能となった。

 

17 10月 2024, 17:13