シノドス第16回通常総会・第2会期:教皇フランシスコの出席のもと、第1回全体会議 2024年10月2日 バチカン・パウロ6世ホール シノドス第16回通常総会・第2会期:教皇フランシスコの出席のもと、第1回全体会議 2024年10月2日 バチカン・パウロ6世ホール  (Vatican Media)

シノドス・第2会期:最初の全体会議で、教皇が導入の挨拶

「シノドス第16回通常総会・第2会期」の開幕日、教皇フランシスコの出席のもとに、最初の全体会議が行われた。

 「世界代表司教会議(シノドス)第16回通常総会・第2会期」がミサと共に開幕した10月2日(水)、午後より教皇フランシスコの出席のもと、第1回目の全体会議が行われた。

 同シノドスの第1会期と同様、会場のパウロ6世ホールには、参加者らの交わりと対話をスムーズにするために、大きな円形のテーブルがいくつも設置され、教皇をはじめ、すべての関係者はそれぞれの円卓に互いに向かい合う形で着席した。

 教皇はこの最初の会議で関係者一同に挨拶をおくられた。

 この中で教皇は、シノドス第16回通常総会は、神の民が共に歩む姿をオリジナルな方法で表しながら、ついに第2会期にたどり着いた、と述べられた。

 教皇は、1965年、聖パウロ6世が世界代表司教会議(シノドス)を創設して以来、それがもたらした豊かな実りを回顧。

 それから60年が経った今、わたしたちはシノドスの中に、すべての地方教会と普遍の教会の一致への奉仕において、教皇を効果的な方法で助けつつ、カトリック教会の歩みと宣教を支えることのできる、多元的かつ交響的な性格を認めることを学んだ、と話された。

 教皇は、この世界代表司教会議・第16回通常総会のために、目立つ数の信徒や、奉献生活者、助祭、司祭を招集したのは、地方教会の一致の目に見える礎としての司教が、神の民の中に、そして神の民と共にいないならば、自らの奉仕を生きることはできないと考えたからである、と説明。

 一方で、教皇は、それは「今度はわれわれの番だ」と叫びながら、各々が他の立場に取って代わろうとすることを意味するものではない、と指摘。皆が異なる役務やカリスマを活かしながら、シンフォニックな一体性をもって、神のいつくしみのために共に奉仕することが求められている、と説かれた。

 イエスの弟子たちを導いて真理をことごとく悟らせる聖霊(参照 ヨハネ16,13)は、「共に歩む、宣教的な、いつくしみあふれる教会であるためには」という問いに答えるために、3年間の歩みの末にここに集ったわたしたちをも導いておられる、と教皇は語った。

 そして、教皇は、「託された難しい使命を自覚しつつ、希望と感謝に満ちた心をもって、皆がわたしたちの確かな導き手、慰めである聖霊の働きに自らを開くことができるように」と祈られた。

シノドス第16回通常総会・第2会期:第1回全体会議 2024年10月2日 バチカン・パウロ6世ホール
シノドス第16回通常総会・第2会期:第1回全体会議 2024年10月2日 バチカン・パウロ6世ホール
03 10月 2024, 11:41