教皇「仕事を通し世界を美しくすることは、平和を築くこと」
教皇フランシスコは、イタリアの職人・中小企業連合の代表者らとお会いになった。
教皇フランシスコは、11月15日、イタリアの職人・中小企業連合の代表者ら、およそ300名とお会いになった。
同連合は、イタリア国内の様々な業界の職人や中小企業の組合から構成されている。
教皇は関係者への挨拶で、職人の方々の仕事は、人間の労働の価値をよく表現するものであり、それは創造への賛歌である、と強調。
皆さんの仕事は神の創造の業に協力するもの、と述べた教皇は、人間の活動に意味を取り戻し、共通善の促進に役立てるために、わたしたちは皆さんの才能を必要としている、と話された。
また、教皇は、皆さんの仕事は世界を美しくするものであり、世界を美しくすることは、平和を築くこと、と指摘。
戦争や暴力が広がり、人類の能力に対する信頼を失いそうになるこの時代にあって、わたしたちは皆さんの活動から慰めと希望を得ることができる、と述べられた。
神は平和の計画のために、平和をそれぞれの手で作り出すようにとすべての人を招き、そのために豊かな才能を皆に分配された。それはわたしたちが、戦争のように破壊や死をもたらすためでなく、いのちに奉仕するためである、と教皇は説かれた。
人々の仕事における忍耐、そしてその仕事を通した社会への奉仕に感謝された教皇は、常に創造性と情熱をもってそれぞれの仕事を生きることができるよう、労働者の保護者、聖ヨセフに関係者らを託して祈られた。
15 11月 2024, 18:30