教皇、アッシリア東方教会のカトリコス総主教と
教皇フランシスコは、アッシリア東方教会のカトリコス総主教、マル・アワ3世とお会いになった。
教皇フランシスコは、11月9日、バチカンを訪れたアッシリア東方教会のカトリコス総主教、マル・アワ3世、およびカトリック教会・アッシリア東方教会神学対話合同委員会のメンバーらを歓迎された。
この出会いは、教皇聖ヨハネ・パウロ2世とアッシリア東方教会のカトリコス総主教、マル・ディンハ4世による、1994年の『キリスト理解におけるカトリック教会とアッシリア東方教会の共同宣言』への署名から30年を記念して行われた。
教皇は挨拶で、共通のキリスト教信仰における表現の多様性の正当性とその厳密さを認め、エフェソ公会議以来1500年に渡り続いて来た神学議論に終止符を打った、同宣言を思い起こされた。
また、教皇は、同宣言により設立された、カトリック教会とアッシリア東方教会間の神学対話合同委員会が、神学はもとより、司牧、エキュメニズムの歩みにおいて大きな役割を果たしてきたことに感謝を述べられた。
聖人たちはすでに信仰における一致を実現してきた、と述べた教皇は、この機会に、シリア典礼の東方教会で最も崇敬されている教父の一人であるニネベの聖イサクをローマ聖人暦に加えることを発表された。
教皇は、戦争に苦しむ中東の地で、キリスト者たちが救い主キリストを常に証しできるようにと、聖母とニネベの聖イサクの取次ぎを祈られた。
09 11月 2024, 18:29