ロベルト・パソリーニ神父 ロベルト・パソリーニ神父 

教皇庁人事:新しい教皇付説教師に、パソリーニ神父

教皇フランシスコは、新しい教皇付説教師に、ロベルト・パソリーニ神父を任命された。

 教皇フランシスコは、11月9日、新しい教皇付説教師に、ロベルト・パソリーニ神父(53)を任命された。

 パソリーニ神父は、1980年より44年間にわたり教皇直属の説教師を務めてきた、ラニエーロ・カンタラメッサ枢機卿(90)の後任となる。

 カプチン・フランシスコ修道会会員のカンタラメッサ枢機卿は、ヨハネ・パウロ2世、ベネディクト16世、そして現教皇フランシスコの、3代の教皇の説教師として、バチカンでの四旬節と待降節の説教を毎年受け持ってきたほか、様々な機会に講話や黙想指導を行ってきた。

 後任のパソリーニ神父もまた、カプチン・フランシスコ修道会の会員で、1971年生まれ、イタリア・ミラノ出身。2002年、終生誓願。2006年、司祭叙階。ローマの教皇庁立グレゴリアン大学で聖書神学を修めた後、カプチン会の神学研究所ラウレンティアヌムで聖書言語および聖書学を教えた。最近は、北イタリア神学院で聖書解釈学の教授を務める傍ら、ミラノ大司教区において、宗教担当の教員の養成に協力していた。

 パソリーニ神父は、オッセルバトーレ・ロマーノ紙のアンドレア・モンダ編集長のインタビューに答え、「カプチン会への入会時から尊敬してきたカンタラメッサ枢機卿の遺産を受け継ぐことに大変なめまいを感じる」と述べ、今回の任命に対し、「大きな喜びと感謝と共に、使命の大きさゆえの怖れを抱いている」と語った。

ラニエーロ・カンタラメッサ枢機卿
ラニエーロ・カンタラメッサ枢機卿

 

09 11月 2024, 19:37