教皇、パレスチナ大統領と会談
教皇フランシスコは、パレスチナのマフムード・アッバス大統領と会談された。
教皇フランシスコは、12月12日(木)、パレスチナのマフムード・アッバス大統領とお会いになった。
教皇はバチカン宮殿でアッバス大統領と30分にわたり会談された。
贈り物の交換では、正教会のエルサレム総主教テオフィロス3世から託された、ガザの保護聖人、聖ポルフィリオ(ポルフィリウス、司教、347頃−420)を描いたイコンが、アッバス大統領から教皇に渡されたほか、教皇からは平和をテーマにした花の彫刻や、教皇文書をまとめた本などが贈られた。
この後、同大統領はバチカンの国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿、および外務局長ポール・リチャード・ギャラガー大司教とも会談を持った。
国務省で行われた会談では、教皇庁とパレスチナの良好な両国関係に触れつつ、ガザの非常に深刻な人道状況下での支援をはじめ、パレスチナ社会におけるカトリック教会の重要な貢献が強調された。そして、ガザでの即時停戦とすべての人質の解放が願われた。
あらゆる形のテロリズムを非難する中で、対話と外交を通して二国家解決に至ることの重要さが示され、同時に、エルサレムが特別な取り決めのもとに保護され、三大一神教間の出会いと友愛の場所となることが希望された。
最後に、2025年の聖年を機に、平和を渇望する聖地に巡礼者が戻ることが期待された。
12 12月 2024, 16:52