教皇、レバノン首相とお会いに
教皇フランシスコは、レバノンのミカティ首相と会見された。
教皇フランシスコは、12月13日(金)、レバノンのナジブ・ミカティ首相とお会いになった。
同首相をバチカン宮殿に迎え、教皇は20分にわたる個人会談を持たれた。
贈り物の交換では、教皇から「世代間の対話」をテーマにしたブロンズ製のレリーフ等が、ミカティ首相からはレバノンのアントニン大学の司祭が制作した「イエスの降誕」を描いたイコンが贈られた。
続いて、ミカティ首相は国務省において、国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿、および外務局長ポール・リチャード・ギャラガー大司教と、会談を行った。
この席では、教皇庁とレバノン間の良好な外交関係の重要性が強調され、特にカトリック教会とキリスト教徒らの同国への貢献について言及された。
次いで、レバノンの社会・経済情勢をめぐり、大統領選挙が実施されない状態が長引いていることが指摘された。
レバノン南部における停戦に満足が示される中で、停戦状態のさらなる安定と、レバノンのアイデンティティーである諸宗教の平和的共存の持続、中東平和への支援が期待された。
13 12月 2024, 15:06