12月の教皇の祈りの意向:希望の巡礼者
カトリック教会は、毎月、「教皇の祈りの意向」を示し、教会全体が日々の祈りの中で、その意向に基づいて祈るように招いている。
2024年12月は、キリスト者が「希望の巡礼者」となれるように、次のように祈る。
「聖年が、わたしたちの信仰を強め、復活のキリストを生活のただ中で見出す助けとなり、わたしたちキリスト者を希望に満ちた巡礼者に変える力となりますように。」
教皇フランシスコは、この意向について、ビデオメッセージで次のように語られた。
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キリスト教的希望は、わたしたちの人生を喜びで満たす神の賜物です。
そして、今日、わたしたちはそれを大いに必要としています。世界はそれを大変に必要としているのです。
明日、自分の子どもたちに食べさせられるかどうか、あるいは、自分が勉強していることが尊厳ある仕事を得ることに役立つかどうかもわからない時、失望するのは簡単なことです。
どこに希望を求めたらいいのでしょうか。
希望とは錨(いかり)です。ロープと一緒に投げて、つなぎ留めるためのアンカーです。
わたしたちは希望のロープにしがみつかなければなりません。しっかりとしがみつくことです。
わたしたちにいのちを与えてくださるキリストとの出会いを発見するために、互いに助け合いましょう。そして、人生を祝うために、希望の巡礼者として旅に出ましょう。その人生における次のステージとして、来たる聖年を迎えましょう。
わたしたちの毎日を神が与えてくださる希望の賜物で満たし、わたしたちを通して、それを求めるすべての人に届くようにしましょう。
希望は決して裏切らないということを、忘れないようにしましょう。
祈りましょう。聖年が、わたしたちの信仰を強め、復活のキリストを生活のただ中で見出す助けとなり、わたしたちキリスト者を希望に満ちた巡礼者に変える力となりますように。