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エストニア首都タリンで開催されているテゼ共同体の若者たちの大会のロゴ エストニア首都タリンで開催されているテゼ共同体の若者たちの大会のロゴ 

教皇、エストニア・タリンで開催のテゼの若者の大会にメッセージ

教皇フランシスコは、エストニアの首都タリンで行われているテゼ共同体の若者たちの大会にメッセージをおくられた。

 教皇フランシスコは、エストニアの首都タリンで開かれたテゼ共同体のヨーロッパ大会の参加者らにメッセージをおくられた。

 テゼ共同体は、1949年、フランス・ブルゴーニュ地方のテゼに、ブラザー・ロジェによって創立されたエキュメニカルな国際共同体。

 同共同体は毎年、年末・年始にかけてヨーロッパで青年たちの大会を開催している。第47回目となる今年度の大会は、バルト海の都市タリンを会場に行われた。

 教皇は、バチカンの国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿を通し、同大会のためキリスト教の宗派を超えて集う若者たちにメッセージをおくられた。

 メッセージの中で教皇は、2018年のバルト三国司牧訪問で、タリンのカールリ・ルーテル教会で行われた若者たちとのエキュメニカルな出会いにおいて、キリストを信じる者が共に集い、人生の証しや思いや望みを分かち合うことの素晴らしさについて話したことを思い起こされた。

 分かち合いと兄弟愛の精神のもとに一致することは、暴力や戦争、人々に対する非人間的な扱い、社会の不平等、環境危機など、様々な試練に直面した今日の世界にあってより重要さを増していると教皇は強調。

 「希望するすべもない時に望みを抱く」という、今回のテゼ共同体のタリン大会のテーマが、「希望の巡礼者」という、2025年の聖年のテーマと呼応しあっていることを指摘しながら、教皇は「希望の中を歩んでください。希望はあらゆる疲れや危機や不安に打ち勝ち、前進するための強い動機を与えてくれるでしょう。なぜなら、希望は神ご自身から受け取る賜物だからです。神はこの時代を意味で満たし、わたしたちの歩みを照らし、人生の方向と目的地を示してくださいます」と、若者たちを励まされた。

28 12月 2024, 17:14