検索

教皇フランシスコ 教皇フランシスコ 

教皇「宗教は民衆の阿片ではない」

教皇フランシスコは、12月17日、88歳の誕生日を迎えられた。来年1月に出版予定の教皇の自叙伝の一部が、この日いくつかの新聞紙上で紹介された。

 教皇フランシスコは、2024年12月17日、88歳の誕生日を迎えられた。

 教皇フランシスコ(ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ)は、1936年12月17日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスに生まれた。

 教皇の88歳の誕生日、来年発表予定の教皇の自叙伝の一部が、イタリアの新聞「ラ・レップブリカ」と「コリエレ・デッラ・セーラ」、また米紙「ニューヨーク・タイムズ」の紙上で紹介された。

 「Spera」(※望む、願う、希望する、等の意)と題されたこの自叙伝は、カルロ・ムッソ氏と共に著されたもので、2025年1月にモンダドーリ社から出版が予定されている。

 記事で紹介された自叙伝の一部では、多民族・多宗教の人々から構成されるブエノスアイレス・フローレス地区で育った幼年時代や、2021年3月に行ったイラク訪問において、特に古代からの伝統を誇ったモスルの惨状に心を痛めたことなどが記されている。

 また、教皇はこの自叙伝の中で、ある人たちが言うように宗教は「民衆の阿片」ではない、と述べ、むしろ信仰と司牧と市民活動によって、スラム街では「多大な困難の中で考えられないような発展があった」「まさに信仰のように、あらゆる奉仕は出会いであった。貧しい人々から学ぶのはわたしたちの方である」と強調している。

17 12月 2024, 18:36