教皇、コルシカ島訪問を前に、聖マリア大聖堂で祈り
教皇フランシスコは、フランス・コルシカ島への訪問を前に、ローマの聖マリア大聖堂で祈られた。また、教皇は、この日同大聖堂で行われた、人々が演じるプレゼピオ「プレゼピオ・ヴィヴェンテ」の関係者らとお会いになり、挨拶をおくられた。
教皇フランシスコは、フランスのコルシカ島アジャクシオへの訪問を翌日に控えた12月14日(土)、ローマ市内の聖マリア大聖堂(サンタ・マリア・マッジョーレ)に赴かれた。
教皇は、海外訪問の前後などに習慣とされているように、同大聖堂に古くから伝わる聖母子画「サルス・ポプリ・ロマーニ」(ローマ人の救い、の意味)の前で祈りを捧げられた。
まもなく訪れる降誕祭を前に、この日、同大聖堂では、人々が演じるプレゼピオ「プレゼピオ・ヴィヴェンテ」が催されていた。
「プレゼピオ・ヴィヴェンテ(生きたプレゼピオ)」とは、イエスの降誕の場面を、幼子イエス役の赤ちゃんをはじめ、聖マリアや、聖ヨセフ、羊飼いなどの登場人物たちに扮した人々によって再現するもの。聖マリア大聖堂における「プレゼピオ・ヴィヴェンテ」は、ローマの小教区や、教会系の団体、愛好家らの参加・協力によって行われるもので、今回で3度目となる。
プレゼピオの登場人物を演じた人々をはじめ、関係者らとお会いになった教皇は、「皆さんに喜びをもって挨拶をおくります。降誕祭とは喜びをもたらすものだからです」と話された。
そして、教皇は、降誕祭が伝える幼子イエスの優しさと希望、聖母の常なる寄り添い、家族の生活を前進させていく聖ヨセフの模範などに触れつつ、クリスマスのメッセージは、家族のメッセージである、と語られた。
教皇は、クリスマスを平和な心で迎えるようにと人々に願われ、もし心に平和がない人がいるならば、神はすべてを赦される方であること、主は大いなる優しさをもってわたしたちのために来られたことを思い出すようにと励まされた。
最後に、教皇は人々と共に「アヴェ・マリアの祈り」を唱えられた。
14 12月 2024, 19:54