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聖マリア大聖堂で、聖年の「聖なる扉」開く儀式

ローマの聖マリア大聖堂で、聖年のための「聖なる扉」が開いた。

 「神の母聖マリア」の祭日、1月1日、ローマの教皇直属の4大聖堂の一つ、聖マリア大聖堂(サンタ・マリア・マッジョーレ)で、聖年の訪れに伴い「聖なる扉」が開かれた。

 元日の夕方行われたこの儀式のために、聖堂周辺は詰めかけたローマ市民や巡礼者であふれた。

 同大聖堂協働主席司祭、ロランダス・マクリクカス枢機卿は、式文の祈りと共に聖年の扉を開き、最初にそれをくぐり中へ入った。そして、信徒の代表、司祭、同大聖堂の参事会員たちが続いて入堂した。

 同枢機卿はミサの説教で、西洋で最も古い聖母巡礼聖堂であるこのサンタ・マリア・マッジョーレの数々の霊的・文化的遺産に言及。

 この聖年が主に向かうわたしたちの歩みを励まし、その歩みの中で、わたしたちが家族や、貧しい人々、病者、真理と喜びと平和の道を見失った人たちへの真の配慮を忘れることがないようにと願った。

 すべての人は喜びあふれるこの希望の道を歩むように招かれ、マリアは母として、例外なくそのすべての人に寄り添い、皆の世話をしてくださると、マクリクカス枢機卿は信者たちを励ました。

 この儀式により、ローマ4大バシリカのうち、聖年の「聖なる扉」が開くのを待つのは、城壁外の聖パウロ大聖堂のみとなった。同大聖堂では、1月5日、同様の儀式がとり行われる。

02 1月 2025, 18:21