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教皇フランシスコ、スペインのバレンシア教会管区関係者と 2025年1月30日 バチカン宮殿 教皇フランシスコ、スペインのバレンシア教会管区関係者と 2025年1月30日 バチカン宮殿  (Vatican Media)

教皇、スペインのバレンシア教会管区関係者に励まし

教皇フランシスコは、スペインのバレンシア教会管区における司祭育成担当者や神学生らとお会いになった。

 教皇フランシスコは、1月30日、スペインのバレンシア教会管区下の各教区の司教たち、および司祭育成を担当する司祭、また神学生らとの集いを持たれた。

 この席で教皇は、昨年10月末にバレンシア地方で発生した集中豪雨を原因とする大規模洪水の被害にあらためてお見舞いを述べられた。

 被災地でいつもとは異なるクリスマス期間を過ごした人々の苦しみと悲しみに教皇は思いを寄せると共に、自分たちだけでは立ち向かえない闇のような状況の中で、多くの人々によりもたらされた献身的な支援は神の優しさの光と希望を感じさせるものであったと話された。

 まさにこのような状況の中で皆さんは働くように召されている、と述べた教皇は、「主がわたしに油を注がれたのは、-また、主が皆さんに油を注がれたのは、- 打ち砕かれた心を包み、主の恵みの年を告げるためである」(参照 イザヤ61-1、ルカ4,18)とイエスははっきりと言われている、と強調。

 希望をテーマとしたこの恵みの年を、イエスのこの言葉を胸に、全力をもって生きるようにと招かれた。

 また、「希望とは、楽観主義のことではない。わたしたちの希望は、イエスという名前をもっている」、「司祭であるとは、もう一人のキリストになること。そのキリストは、人々の涙の中で、自らが泥を引き受けられた」と説く教皇は、「人生を引き裂かれた人々に、キリストが聖体の中でそうされるように、自分自身を裂き与えて欲しい」と関係者らを励まされた。

30 1月 2025, 19:26
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