教皇、人々の祈りに感謝、平和のために祈る
教皇フランシスコは、3月2日(日)、バチカンの広報局を通して発表したお告げの祈りの挨拶で、人々の祈りに感謝を表された。
ローマの病院に入院中の教皇フランシスコは、3月2日(日)、バチカンの広報局を通し、同日のお告げの祈りの集いのために用意された言葉を発表された。
この言葉の前半で、教皇は同日の福音朗読箇所を取り上げ、説教を行われている。
そして、後半部の挨拶では、病院スタッフの配慮に満ちたケアや、人々の祈りに感謝を述べると共に、世界に平和を祈られている。
教皇のお告げの祈りの挨拶は以下のとおり。
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「姉妹兄弟の皆さん、これらの言葉をまだ病院からおくっています。皆さんもご存知のように、わたしはこのところ入院して、医師や医療スタッフの付き添いを受けています。お世話になっているこれらの人々の配慮に感謝します。
わたしはもろさの中に隠された「祝福」を心に感じます。このような時にこそ、わたしたちはいっそう主への信頼を学ぶからです。同時に、多くの病者や苦しむ人々の状況を、肉体と精神において分かち合う機会を与えてくださった神に感謝します。
世界の様々な場所で多くの信者の心から主に向かって立ちのぼる祈りに感謝したいと思います。皆さんの愛情と寄り添いを感じ、今この時、すべての神の民に「運ばれ」、支えられている気がします。皆さんに感謝申し上げます。
わたしも皆さんのために祈ります。そして、特に平和を祈ります。ここからだと戦争がいっそう不条理に見えます。苦しむウクライナ、パレスチナ、イスラエル、レバノン、ミャンマー、スーダン、キブ地域のために祈りましょう。
わたしたちの母、マリアに信頼のうちに委ねましょう。よい日曜日を。またお会いしましょう。」
02 3月 2025, 16:03