教皇、38日間の入院生活を終了、バチカン入り前に聖マリア大聖堂へ
教皇フランシスコは、3月23日、入院先のローマのジェメッリ総合病院を退院、バチカンに戻られた。
教皇フランシスコは、3月23日(日)午後、呼吸器感染症のために入院していたローマのアゴスティーノ・ジェメッリ総合病院を退院、バチカンの住まいに戻られた。
バチカンの広報局の声明によれば、教皇は退院の朝、ジェメッリ病院の医療スタッフおよび同病院の責任者らとお会いになった。
正午に病棟のバルコニーから人々に挨拶と祝福をおくられた教皇は、その後、車でバチカンに向かわれた。
途中、教皇はローマ市内の聖マリア大聖堂(サンタ・マリア・マッジョーレ)に立ち寄られた。
教皇は車から降りることはなかったが、聖堂内の聖母子画「サルス・ポプリ・ロマーニ」(「ローマ人の救い」の意)の祭壇に捧げるために、同大聖堂協働主席司祭、ロランダス・マクリクカス枢機卿に黄色い花束を託された。
この花束は、教皇が病棟のバルコニーから挨拶した際に、集った人々の間でイタリア人女性、カルメーラ・マンクーゾさん(78)が高く掲げていたもので、その後、関係者を介して教皇に届けられたという。実際、教皇はバルコニー上から、この「黄色の花束の婦人」に気付き、言及していた。
聖マリア大聖堂訪問後、教皇はバチカンに戻られ、2月14日以来、38日間に及んだ教皇の入院生活は終わった。
23 3月 2025, 07:39