「神の建築家」アントニ・ガウディ、尊者に
バルセロナのサグラダ・ファミリア等の設計で知られる建築家、神のしもべ・アントニ・ガウディの英雄的徳が列聖省の教令を通して認められ、これにより「尊者」の敬称を付されることになった。
教皇フランシスコは、4月14日、教皇庁列聖省長官マルチェッロ・セメラーロ枢機卿とお会いになり、その席で、1人の尊者の奇跡と、1人の神のしもべの殉教、また4人の神のしもべの英雄的徳を認める教令を承認された。
同教令中、スペイン・バルセロナのサグラダ・ファミリア聖堂等を代表作とする建築家で、自らの仕事を人々に神を知らせるためのミッションと捉えていた、神のしもべ・アントニ・ガウディ(1852-1926)の英雄的徳が認められ、これにより「尊者」の敬称を付されることになった。
この教令では、インド・ケララ州に跣足カルメル第三修道会(TOCD、現在はテレジアのカルメル会CTC)を創立した尊者・神のしもめ、至福なるおとめのエリスワ修道女(エリスワ・ヴァカイル、インド 1831-1913)の取次ぎによる奇跡が、また同様に、イタリアの教区司祭で宣教先のブラジルで信仰に対する憎悪のために殺害された、神のしもべ、ナザレノ・ランチョッティ神父の殉教(1940-2001)が認められ、両者に列福の日が近づいた。
また、同教令により、神のしもべ・ガウディと共に、三人の神のしもべ、ピエトロ・ジュゼッペ・トリエスト神父(ベルギー1760-1836)、アンジェロ・ブゲッティ神父(イタリア1877-1935)、アゴスティーノ・コッツォリーノ神父(イタリア1928-1988)の英雄的徳が認められた。
14 4月 2025, 17:35