「よい枝の主日と、よい聖週間を」教皇、バチカンの広場で挨拶
復活祭を目前にした「聖週間」の初日、「受難の主日(枝の主日)」のミサがバチカンの広場でとり行われた。ミサの終わりに、教皇フランシスコは会場に姿を見せられ、参加者らに挨拶をおくられた。
4月13日(日)、カトリック教会の典礼暦は「受難の主日(枝の主日)」を記念し、復活祭へと向かう直前の一週間、「聖週間」を迎えた。
この日、バチカンの聖ペトロ広場で、受難の主日のミサが、教皇の代理として枢機卿会の副主席、レオナルド・サンドリ枢機卿によって司式された。ミサには世界各国から訪れたおよそ4万人が参加した。
ミサの始めには、エルサレムに入るイエスを、人々が自分の服や木々の枝を敷いて迎えた出来事を記念し、編み込んだシュロの葉を掲げた枢機卿らをはじめ、オリーブなど木々の枝を手にした司教、司祭、助祭、修道者、信徒らによる行列が、広場のオベリスク前から大聖堂正面に向かって行われた。
ミサの「ことばの典礼」では、参列者はルカ福音書による主イエス・キリストの受難(ルカ23,1-49)に耳を傾けた。
続く説教では、教皇により準備されたものが、サンドリ枢機卿により代読された。
また、儀式中の共同祈願では、日本語を含む各国語で祈りが捧げられた。
ミサの終わりに、教皇フランシスコが祭壇前に姿を見せられ、「よい枝の主日を!よい聖週間を!」と人々に挨拶をおくられた。
この後、教皇は聖ペトロ大聖堂に入られ、ベネディクト15世のモニュメントやピオ10世の墓前で祈られた。
13 4月 2025, 22:29