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シノドス第16回通常総会・第1会期・第3回分科会 2023年10月7日 バチカン・パウロ6世ホール シノドス第16回通常総会・第1会期・第3回分科会 2023年10月7日 バチカン・パウロ6世ホール  (Vatican Media)

シノドス:討議要項中の最初の部分の考察完了

「シノドス第16回通常総会・第1会期」中の10月6日(金)午後の全体会議と、10月7日(土)午前の分科会について、ブリーフィングが行われた。

 「共に歩む教会のため」をテーマに開催中の「世界代表司教会議(シノドス)第16回通常総会・第1会期」の進行状況を紹介する定期ブリーフィングが、10月7日(土)、行われた。

 週末に行われたこのブリーフィングには、同シノドス広報委員会責任者パオロ・ルッフィーニ広報省長官と、同委員会事務官のシェイラ・ピレス氏のほか、アフリカおよびマダガスカル司教協議会シンポジウム議長のフリドリン・アンボンゴ・ベスング枢機卿、米国サンバーナーディーノ教区のシノドス・プロセス証言者のレティツィア・サラザール修道女が出席。

 ここでは特に、10月6日(金)午後の第3回全体会議後から、10月7日(土)午前に開かれた第3回分科会にかけての報告が行われた。

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 10月4日(水)から始まった同シノドスは、この週末をもって、討議要項中のセクションA「共に歩む教会のために。一つの統合的体験」の考察を終えた。

 土曜午前の第3回分科会では、再び言語別の10人から12人のグループに分かれて作業が行われ、グループごとに多数決で採択された報告書は、シノドス事務局に提出された。同事務局はこの報告書の要約を作り、全体会議にまわす。

 これらのグループ会議で浮かび上がった主なテーマの中には、司祭・神学生・家庭などあらゆるレベルにおける育成、すべての信者間における共同責任性、教会の交わりの中で位階制度をどのように位置付けるか、などがあった。

 また、参加者からは、各言語においてシノドス性という言葉をいかに定義するかをより深く考察する必要があるとの提案があった。

 課題として、教会の制度の脱官僚化だけでなく、教会の交わりと長き歴史に参与するための新しい形、新しい場所の再考に力を注ぐ必要が指摘された。

 コンゴ民主共和国のフリドリン・アンボンゴ・ベスング枢機卿にとって今回は4度目のシノドスへの参加となった。同枢機卿は、以前のものと比較して、このシノドスの特徴は、教会の歴史における今この時に神の御旨が何であるかを知るために大きな重要性を置いていること、と述べた。

 米国から参加したレティツィア・サラザール修道女は、シノドス性とは概念でなく、傾聴され、受け入れられる体験をすることと話し、普遍の教会全体が関わるこの催しに参加できた喜びを語った。

 シノドスは、この土曜日午後から日曜日にかけて作業はなく、10月9日(月)午前の第4回全体会議へと続いていく。

08 10月 2023, 12:39