シノドス:「神の民への手紙」「総括文書」のための作業へ
バチカンで行われている「世界代表司教会議(シノドス)第16回通常総会・第一会期」は、10月23日(月)、最後の週に入った。この朝、ミャンマーのヤンゴン大司教、チャールズ・ボー枢機卿によりミサが捧げられ、全体会議では、同シノドス総会の実りの一つとして発表予定の「神の民への手紙」の草案が提示された。
「共に歩む教会のため 」をテーマにバチカンで開催中の「世界代表司教会議(シノドス)第16回通常総会・第一会期」は、10月23日(月)、最後の週を迎えた。
討議要綱のテーマ別に沿った作業は先週末終了し、閉会を前に、これから同総会・第一会期の総括文書の完成に向けた作業と、その提示、採択の段階に入って行く。また、同総会の第二会期へとつなぐためのメソッドなども話し合われる。
23日の集いは、聖ペトロ大聖堂の司教座の祭壇におけるミサによって始まった。ミサはミャンマーのヤンゴン大司教チャールズ・ボー枢機卿が主司式者となり、インドのボンベイ大司教オズワルド・グラシアス枢機卿と、東京大司教・日本司教協議会会長の菊地功大司教により共同司式された。
この後、午前中、パウロ6世ホールで、教皇フランシスコの出席のもと、第16回全体会議が開かれた。
この全体会議では、今シノドス総会の実りの一つとして発表される「神の民への手紙」の草案が提示され、それについての討議が行われた。
同シノドス広報委員会の責任者パオロ・ルッフィーニ広報省長官は、同日午後のブリーフィングで、「神の民への手紙」は25日(水)に採択・発表の予定であると述べた。
一方、今シノドス総会・第一会期の総括文書は、閉会前日の28日(土)午後に発表される予定という。
24 10月 2023, 13:48