ウクライナ:パロリン枢機卿、キーウの小児科病院を訪問
ウクライナを訪問しているバチカン国務長官パロリン枢機卿は、今年7月8日ロシア軍のミサイル攻撃で深刻な被害を受けたキーウの小児科病院を訪れた。
バチカンの国務長官、ピエトロ・パロリン枢機卿は、7月23日、訪問先のウクライナ・キーウで、小児科病院を訪れた。
パロリン枢機卿が訪問したオーマトディト小児病院は、ウクライナの小児科専門施設として最も大きいものであるが、今月8日のロシア軍のミサイル攻撃で、医師1名を含む2人の死者、子ども8人を含む50人の負傷者を出した。また、施設の破壊により、当時627人いた患者のうち、94人はキーウの他の病院に移された。
パロリン枢機卿は、ビクトル・リャシュコ保健相と病院関係者の説明を受けながら、同病院を訪問。病院の外部では、攻撃による深刻な被害を前に足を止めていた。
病院内では、同枢機卿は入院中の子どもたちや両親らを励まし、医師をはじめ医療関係者に感謝の言葉を述べた。
また、病院責任者らと、バチカンが運営するバンビーノ・ジェズ小児科病院との協力について話し合ったという。
同日、パロリン枢機卿は、キーウ市内の聖ソフィア大聖堂への訪問も行った。
23 7月 2024, 17:54