ミゲル・アンヘル・アユソ・ギクソット枢機卿 ミゲル・アンヘル・アユソ・ギクソット枢機卿   (Vatican Media)

アユソ・ギクソット枢機卿逝去、教皇庁諸宗教対話省長官

教皇庁諸宗教対話省長官、アユソ・ギクソット枢機卿(72)が、11月25日、逝去した。

 教皇庁諸宗教対話省の現長官、ミゲル・アンヘル・アユソ・ギクソット枢機卿が、11月25日、入院先のローマの病院で逝去した。72歳だった。

 アユソ・ギクソット枢機卿は、1952年、スペインのセビリアに生まれた。1973年、コンボーニ会に入会。1980年、終生誓願、同年、司祭叙階。1982年、ローマの教皇庁立ウルバニアーナ大学および教皇庁立アラブ・イスラム研究所で修学の後、エジプト・カイロのラテン典礼共同体で主任司祭を務めた。この間、カイロのスーダン人の移民・難民らの司牧にたずさわった経験から、内戦下のスーダンに渡った。2006年、教皇庁立アラブ・イスラム研究所・学長。2012年教皇庁諸宗教対話評議会(現在の諸宗教対話省)・次官。2019年5月より同評議会(省)で議長を務めていた。

 アユソ・ギクソット枢機卿は、教皇庁諸宗教対話評議会(省)長官として、教皇フランシスコの中東、アフリカ、アジア諸国への数多くの司牧訪問に参加し、2019年11月の教皇の日本訪問にも同行した。

25 11月 2024, 19:25