教皇「シリア・イドリブ県の人道危機の回避を」
教皇フランシスコは、シリアのイドリブ県における人道的悲劇を回避するよう呼びかけられた。
教皇フランシスコは、9月2日(日)の正午の祈りの集いで、シリア北西部イドリブ県をめぐる、内戦に伴う人道的危機の恐れを憂慮された。
現在、シリアでは、同国の反体制派の残された主要拠点イドリブ県への、政権側からの総攻撃が近いことが推測されている。
総攻撃が行われた場合、多数の難民の発生と市民の犠牲はもとより、非人道的な化学兵器の使用が、国際社会で懸念されている。
教皇は、国際人権規約の尊重のもと、市民の命を守るために、外交手段や、対話・協議を尽くすよう、国際社会とすべての関係国に訴えられた。
02 9月 2018, 14:26