教皇を待つ、モロッコのカトリック共同体
教皇フランシスコの訪問を待つ、モロッコのカトリック共同体を映像で紹介する。
教皇フランシスコの今回のモロッコ訪問は、同訪問の公式ロゴに記されているように、「希望に奉仕する者」をモットーとしている。
希望の奉仕者としてモロッコを訪れる教皇は、同国で大多数を占めるイスラム教徒との宗教間対話を促進すると同時に、国内の少数派であるカトリック信者たちを励ますことを、その訪問の目的としている。
教皇は2日間のモロッコ訪問で、宿泊先となる首都ラバトのバチカン大使館のほか、3か所のカトリックの施設・共同体に赴かれる。
そのうちの一つが、聖ビンセンシオ・ア・パウロの愛徳姉妹会が運営する、ラバト郊外テマラの農村社会福祉センターである。
田園地帯にあるこのセンターで、シスターたちは、ボランティアの人々と共に、地域の子どもたちの世話や保育活動をするほか、貧しい人々を助けたり、病者やけがをした人たちのケアを行っている。
センターの利用者は皆イスラム教徒で、シスターたちの活動は、まさに生活を通した宗教対話と友情を育む場となっている。
また、教皇は、ラバト市内のカテドラルを訪れ、モロッコの司祭、修道者らと交流されるほか、同国のキリスト教諸教会の代表からなる、エキュメニカル理事会の関係者とお会いになる。
モロッコには、ラバトとタンジェの2教区がある。ラバトのカテドラルは、聖ペトロに捧げられた、1921年に献堂されたもので、アールデコ様式をとどめている。
さらに、教皇は、滞在初日、ラバト市内のカリタス・モロッコ本部を訪問される。
同カリタスは、地元の人々への奉仕と、モロッコ社会における移民への奉仕の、2つの活動を主な柱としている。
教皇はこのカリタス訪問で、移民たちとの出会いを行われる。
30 3月 2019, 13:46