ベネズエラ情勢:教皇「国民の苦しみを止めるため、一刻も早い合意を」
教皇フランシスコは、日曜正午の集いで、ベネズエラ国内の合意を呼びかけられた。
教皇フランシスコは、7月14日、日曜正午の祈りの集いで、ベネズエラ情勢に言及し、同国民に精神的一致を示された。
この席で教皇は、長く続く危機のために疲弊したベネズエラ国民に寄り添うメッセージをおくられた。
教皇は、ベネズエラと地域全体の善のため、人々の苦しみを止める合意に一刻も早く到達できるよう、双方の関係者の上に主の啓示と照らしを祈られた。
ベネズエラの司教協議会は、今月11日、第112回定例総会で採択された司牧的勧告を発表。この中で、不法に権力を行使する人々が退き、国際機関の監視のもと、新大統領選出のための選挙が可能な限り早期に行われることを要求している。
また司教団は、人道危機に対する憂慮を表明。特に食料と医療品が、国際的な監視によって、収賄の構造に妨げられることなく、速やかに国内に届けられ、人々に配給されることを希望している。
14 7月 2019, 13:34