「個人主義から抜け出し、共に歩もう」教皇、リトアニアの若者たちに
教皇フランシスコは、リトアニアの若者たちとお会いになった。
9月22日(土)、バルト3国訪問をリトアニアから始められた教皇フランシスコは、首都ヴィリニュスにおいて、同国の若者たちと交流された。
教皇と若者たちとの出会いは、ユネスコの世界遺産「ヴィリニュス歴史地区」の一部である、ヴィリニュス大聖堂を背景に行われた。
この集いでは、2人の若者が、家庭崩壊や病気などの試練に満ちた人生の中で、
いかに神と出会ったかを語った。
教皇はこれら2人の体験を、長い歴史の中で何度も破壊的状況に陥りながらも、何度も立て直された、ヴィリニュス大聖堂の試練にたとえられた。
そして、リトアニアの自由もまた、怖れや災難に負けない人々によって築き上げられてきたと語られた。
教皇は、2人の若者を助けてくれた様々な人々との出会いを指摘しつつ、神は人生ですれ違う人々を通して恵みを示してくださると述べ、自分を孤立させる個人主義から抜け出し、皆と共に歩み、共に戦い、共に愛することが大切と話された。
教皇は、「神は皆さんの人生の船から降りることはない」「イエスはわたしたちの失敗のあるところに、寛大な時間をくださる。わたしたちが自分を台無しにしようとしている時も、わたしたちを再び築き上げることを決して止めない」と、若い人々を力づけられた。
22 9月 2018, 18:01