教皇、聖ヨハネ23世回勅『地上の平和』の今日性を強調
聖ヨハネ23世の回勅『パーチェム・イン・テリス−地上の平和』の発表から今年で60年を迎え、教皇フランシスコはそのメッセージが持つ今日性に言及された。
1963年4月11日、聖ヨハネ23世(在位1958−1963)の回勅『パーチェム・イン・テリス−地上の平和』が発表されてから、60年が経った。
教皇フランシスコは、4月12日(水)の一般謁見で、同回勅発表60周年に触れ、次のように話された。
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昨日(4月11日)、聖ヨハネ23世の回勅『パーチェム・イン・テリス−地上の平和』の発表から、60年を迎えました。
聖ヨハネ23世は、いわゆる冷戦により2つのブロックが対立する大きな緊張の中で、この回勅を教会と世界に向けて記しました。
同教皇は、平和について話し、平和を構築するための広い視野を、すべての人の前に開きました。それは、世界と人類に対する神のご計画を示すものでした。
この回勅は、暗い雲の切れ目にのぞく青空のように、まさに一つの祝福でした。
そのメッセージはまさに今日に訴えるものです。
それはこの一文でも明らかです。
「人間の個人同士の関係のように、政治共同体間の関係も、武力に頼るのではなく、理性の光、すなわち真理と正義と行動を伴う連帯を通して、解決されるべきです」(n.62)。
信者の皆さんと善意の方々に、回勅『パーチェム・イン・テリス−地上の平和』を一読されるようお勧めします。
そして、そして同回勅が、国々の責任者の計画や決定において、啓示を与えることを祈ります。
12 4月 2023, 17:00