戦闘再開後、ガザ地区北部から上がる煙 2023年12月3日 戦闘再開後、ガザ地区北部から上がる煙 2023年12月3日  (ANSA)

中東:教皇「戦闘再開がもたらすものは死と破壊」

教皇フランシスコは、12月3日のお告げの祈りで、パレスチナのガザ地区における戦闘再開がもたらす状況を憂慮し、新たな停戦合意の必要をアピールされた。

 教皇フランシスコは、12月3日(日)正午の祈りで、パレスチナのガザ地区での戦闘再開に苦しみを表明された。

 この日、お告げの祈りの後半に行われた教皇のアピールは、国務省のパオロ・ブライダ師によって代読された。

 教皇はその中で、戦闘を再開したイスラエルとハマス間の深刻な情勢を憂慮、停戦を延長しないことは、すなわち死と、破壊、困窮を意味するからだ、と述べた。

 多くの人質が解放された一方で、まだガザ地区にはたくさんの人質がいることを指摘された教皇は、一時、家族との再会に希望の光を見出したこれらの人質と家族たちに思いを寄せられた。

 ガザの人々の大きな苦しみ、必要最低限のものも欠けたその状況に言及しつつ、教皇は、すべての当事者が一刻も早く新しい停戦合意に到達できるよう、また武器に頼らない異なる解決法を見出し、平和への勇気ある道を進むことができるようにと祈られた。

 

03 12月 2023, 17:05

お告げの祈り(アンジェルスの祈り)は、神の御子の受肉の永遠の神秘を思い起こす祈りです。この祈りは、朝の6時、正午、夕方18時頃の3回唱えられ、その時には、お告げの鐘が鳴らされます。アンジェルスの祈りと呼ばれるのは、ラテン語におけるこの祈りの冒頭の部分、– Angelus Domini nuntiavit Mariae – から採られています。この祈りは、イエス・キリストの受肉について語る3つの簡潔な本文と、3回のアヴェ・マリアの祈りからなります。お告げの祈りは、教皇によって、バチカンの聖ペトロ広場で、日曜日とカトリック典礼暦の祭日の正午に唱えられます。祈りの前に、教皇はその日の聖書朗読箇所などを観想する短い説教を行います、祈りの後には、巡礼者たちへの挨拶が続きます。
復活祭から聖霊降臨までは、お告げの祈りの代わりにアレルヤの祈りが唱えられます。これはイエス・キリストの復活を思い起こす祈りで、祈りの終わりには栄唱(グロリア)を3回唱えます。

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