教皇、中東における暴力の連鎖を憂慮
教皇フランシスコは、4月14日(日)正午の祈りの集いで、緊張が高まる中東の状況を憂慮され、平和のために祈られた。
教皇は、イランの攻撃によるイスラエル情勢の深刻化のニュースを、祈りのうちに懸念と悲しみをもって追っていると話され、暴力の連鎖を生み、中東をより大きな武力紛争に巻き込みかねないあらゆる行動を停止するようアピールされた。
他者の存在を誰かが脅かすことはあってはならない、と述べた教皇は、これに対し、すべての国は平和の側につき、イスラエルとパレスチナの人々が安全のうちに隣り合う2国家の中に暮らせるように助けるべきと願われた。そして、それは人々の彼らの深い正当な熱望であると話された。
教皇は、ガザでの停戦にすみやかに到達し、決意をもって和平の道を歩めるようにと祈られた。
また、人道的大災害に陥った人々への援助と、拉致された人質の即時解放を改めて訴えられた。
人々の苦悩を思い、平和のために祈るように招く教皇は、「戦争、攻撃、暴力はもうたくさんです。対話にイエスを、平和にイエスを!」と呼びかけられた。