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2024年9月1日のお告げの祈り 教皇のアジア・オセアニア訪問前に「よい旅を」と書かれた横断幕 バチカン・聖ペトロ広場 2024年9月1日のお告げの祈り 教皇のアジア・オセアニア訪問前に「よい旅を」と書かれた横断幕 バチカン・聖ペトロ広場  (ANSA)

被造物を大切にする世界祈願日:教皇、地球の叫びを憂慮

教皇フランシスコは、「被造物を大切にする世界祈願日」にあたり、共に暮らす家=地球のために具体的な取り組みを呼びかけた。

 カトリック教会は、9月1日(日)、「被造物を大切にする世界祈願日」を記念した。この日は、環境保護に対する関心を喚起し、環境問題をめぐり考察と祈りを深めることを目的としている。

 教皇フランシスコは、1日、バチカンで行われた正午の集いで、この日記念された「被造物を大切にする世界祈願日」に言及。制度や、組織、家族、個人など、すべての立場から、共に暮らす家=地球に対する具体的な取り組みが行われることを望まれた。教皇は、傷ついた地球の叫びはますます憂慮させるものであり、これ以上延期できない決定的な行動が求められている、と話された。

 また、教皇はこの集いで、前日8月31日(土)、スロバキア・サスティンで、ジャン・ハブリク(1928-1965)の列福式がとり行われたことを紹介。聖ビンセンチオ・ア・パウロの創立したラザリスト会(ビンセンチオ司祭会)の神学生で、1965年、当時のチェコスロバキアでの教会に対する迫害の中で、キリストにおける信仰を忍耐強く証しし、殉教した同福者の生涯を思い起こされた。

 教皇は、翌日9月2日(月)から、東南アジアとオセアニアの4カ国を歴訪されるが、これらの訪問の実りを祈って欲しいと願われた。

01 9月 2024, 18:02

お告げの祈り(アンジェルスの祈り)は、神の御子の受肉の永遠の神秘を思い起こす祈りです。この祈りは、朝の6時、正午、夕方18時頃の3回唱えられ、その時には、お告げの鐘が鳴らされます。アンジェルスの祈りと呼ばれるのは、ラテン語におけるこの祈りの冒頭の部分、– Angelus Domini nuntiavit Mariae – から採られています。この祈りは、イエス・キリストの受肉について語る3つの簡潔な本文と、3回のアヴェ・マリアの祈りからなります。お告げの祈りは、教皇によって、バチカンの聖ペトロ広場で、日曜日とカトリック典礼暦の祭日の正午に唱えられます。祈りの前に、教皇はその日の聖書朗読箇所などを観想する短い説教を行います、祈りの後には、巡礼者たちへの挨拶が続きます。
復活祭から聖霊降臨までは、お告げの祈りの代わりにアレルヤの祈りが唱えられます。これはイエス・キリストの復活を思い起こす祈りで、祈りの終わりには栄唱(グロリア)を3回唱えます。

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