レバノンとイスラエルの国境地帯を監視する国連レバノン暫定軍 写真:2023年10月 レバノンとイスラエルの国境地帯を監視する国連レバノン暫定軍 写真:2023年10月 

中東情勢:教皇、即時停戦と国連平和維持軍の尊重を願う

教皇フランシスコは、中東情勢に深い憂慮を示し、即時停戦を改めて呼びかけると共に、国連平和維持軍の尊重を願った。

 教皇フランシスコは、10月13日(日)の正午の祈りで、中東の紛争に停戦を呼びかけられた。

 中東での出来事を憂慮をもって注視し続けている、と述べた教皇は、紛争のあらゆる前線での即時停戦と、平和のための外交と対話の道を改めてアピールされた。

 教皇は、パレスチナ、イスラエル、レバノンで、紛争に巻き込まれたすべての人々に精神的な寄り添いを示すと共に、国連平和維持軍の尊重を願われた。

 紛争のすべての犠牲者、避難民、すぐに解放されるべき人質たちのために祈りつつ、教皇は、憎しみと復讐がもたらした、この大きな無用の苦しみが早く終わることを望まれた。

 教皇は、戦争は人を惑わすものであり、戦争とは敗北であると強調。それが平和をもたらすことも、安全をもたらすことも決してなく、すべての人、特に自分を無敵だと信じている者にとっての敗北である、と繰り返し、「お願いです。もう止めてください」と訴えられた。

 また、この集いで教皇は、ウクライナの人々を凍死の危険から守り、無実の市民に対する攻撃を止めるよう嘆願した。

 さらに、暴力に苦しむハイチ国民に言及した教皇は、あらゆる形の暴力が止むよう祈り、同国で人間の尊厳と権利を守りつつ、平和と和解の構築が行われるように、国際社会の取り組みを促された。

 

13 10月 2024, 15:12

お告げの祈り(アンジェルスの祈り)は、神の御子の受肉の永遠の神秘を思い起こす祈りです。この祈りは、朝の6時、正午、夕方18時頃の3回唱えられ、その時には、お告げの鐘が鳴らされます。アンジェルスの祈りと呼ばれるのは、ラテン語におけるこの祈りの冒頭の部分、– Angelus Domini nuntiavit Mariae – から採られています。この祈りは、イエス・キリストの受肉について語る3つの簡潔な本文と、3回のアヴェ・マリアの祈りからなります。お告げの祈りは、教皇によって、バチカンの聖ペトロ広場で、日曜日とカトリック典礼暦の祭日の正午に唱えられます。祈りの前に、教皇はその日の聖書朗読箇所などを観想する短い説教を行います、祈りの後には、巡礼者たちへの挨拶が続きます。
復活祭から聖霊降臨までは、お告げの祈りの代わりにアレルヤの祈りが唱えられます。これはイエス・キリストの復活を思い起こす祈りで、祈りの終わりには栄唱(グロリア)を3回唱えます。

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