教皇フランシスコ 2024年11月17日のお告げの祈り 教皇フランシスコ 2024年11月17日のお告げの祈り  (ANSA)

教皇「貧しい人々のための世界祈願日」に言及、お告げの祈り

教皇フランシスコは、お告げの祈りで、貧しい人々への連帯を呼びかけられた。

 教皇フランシスコは、11月17日(日)のお告げの祈りで、この日記念された、カトリック教会の「貧しい人々のための世界祈願日」に言及された。

 教皇は今年の同祈願日のテーマ「貧しい人の口から出る願いは、主の耳に達する」(参照シラ書21,5)を示しながら、教区や小教区の中で困窮した人々への連帯の行為を推進する人々に感謝を述べられた。

 「自分は貧しい人に与えるために何も持っていないのだろうか」、「施しをする時に貧しい人の手に触れ、その目を見つめているだろうか」と自問するようにと教皇は招いた。

 そして、「貧しい人は待てない」ということを忘れないように願われた。

 また、教皇は、この日が国連が定めた「世界道路交通犠牲者の日」であることに触れ、交通事故の犠牲者と遺族のための祈りと、事故防止の努力を呼びかけられた。

 さらに、来たる11月21日(木)に記念される「世界漁業の日」を紹介しつつ、教皇は漁業従事者とその家族らを、海の星の聖母に託して祈られた。

17 11月 2024, 20:26

お告げの祈り(アンジェルスの祈り)は、神の御子の受肉の永遠の神秘を思い起こす祈りです。この祈りは、朝の6時、正午、夕方18時頃の3回唱えられ、その時には、お告げの鐘が鳴らされます。アンジェルスの祈りと呼ばれるのは、ラテン語におけるこの祈りの冒頭の部分、– Angelus Domini nuntiavit Mariae – から採られています。この祈りは、イエス・キリストの受肉について語る3つの簡潔な本文と、3回のアヴェ・マリアの祈りからなります。お告げの祈りは、教皇によって、バチカンの聖ペトロ広場で、日曜日とカトリック典礼暦の祭日の正午に唱えられます。祈りの前に、教皇はその日の聖書朗読箇所などを観想する短い説教を行います、祈りの後には、巡礼者たちへの挨拶が続きます。
復活祭から聖霊降臨までは、お告げの祈りの代わりにアレルヤの祈りが唱えられます。これはイエス・キリストの復活を思い起こす祈りで、祈りの終わりには栄唱(グロリア)を3回唱えます。

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