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典礼秘跡省:カテキスタ選任式のための新しい儀式書

教皇庁典礼秘跡省は、カテキスタ選任式のための新しい儀式書を発表した。

 教皇庁典礼秘跡省(長官:アーサー・ローチ大司教)から、カテキスタ選任式のための新しい儀式書が発表された。

 この儀式書は、「教皇フランシスコが2021年5月に発表した、「信徒カテキスタ」の務めを公式に定めた自発教令「アンティクウム・ミニステリウム」を受けて作成されたもの。

 教皇は同自発教令で、信仰の証人・師・同伴者として、洗礼の秘跡の準備から、生涯の育成にいたるまで、司牧に奉仕する信徒カテキスタのかけがえのない使命を強調すると共に、カテキスタの選任において、司教による適正な識別と、特化した選任式の必要を明示していた。

 このたび発表されたカテキスタ選任式のための新しい儀式書は、ラテン語による規範版で、その内容・式文は2022年1月1日より適用される。一方、世界の各司教協議会は、この規範版の翻訳と、自国の教会に合わせた適応作業を行う。

 典礼秘跡省長官ローチ大司教は、この儀式書の発表に伴い、司教に宛てた書簡を添えている。

 この書簡は、新しい儀式書が生まれた背景、カテキスタの役割、カテキスタに選任される者に必要な資格・適性、選任式について説明している。

 深い信仰と成熟した人間性を持ち、

聖書と司牧における必要な育成を受け、カテキスタとしての適性を認められた信徒は、典礼(ミサ又はことばの祭儀)の中で、自身の司教によって選任される。

 選任式は、励ましの言葉、祈りへの招き、祝福、十字架の授与から構成される。

13 12月 2021, 17:12