復活の月曜日 2022年4月18日 レジーナ・チェリの祈りに参加する若者たち バチカン・聖ペトロ広場 復活の月曜日 2022年4月18日 レジーナ・チェリの祈りに参加する若者たち バチカン・聖ペトロ広場 

復活の月曜日:教皇「戦争が理解と和解にとって代わるように」

「復活の月曜日」、教皇フランシスコは復活祭のお祝いを改めて述べる中で、和解の必要を強調された。

 教皇フランシスコは、「復活の月曜日」4月18日(月)、正午の祈りで、バチカンの広場に集ったローマ市民と世界各国の巡礼者らに、復活祭のお祝いの挨拶を新たにされた。

 この中で教皇は、「復活された主の恵みが、苦しみにある人々に慰めと希望をもたらすように。誰一人見捨てられることがないように。いさかい、戦争、紛争が、理解と和解にとって代るように」と祈られた。

 教皇は「和解」の必要を強調。「イエスの受難と復活は、わたしたちを御父と和解させるため、また、わたしたち同士を和解させるためであった」と話された。

 「神は悪霊との戦いに決定的に勝利した」と述べた教皇は「わたしたちの人間的なもくろみを捨て、神の平和と正義のご計画に回心しよう」と呼びかけられた。

 教皇は、人々がご自身に寄せた復活祭のお祝いや祈りに感謝の言葉を述べられた。

 また、この日の午後からバチカンの広場で行われる祈りの集いのためにイタリア全土から訪れた若者たちに、教皇は「皆さんは希望のしるし」と喜びを表された。

 

18 4月 2022, 18:09

レジーナ・チェリの祈りとは?

レジーナ・チェリ(アレルヤの祈り)は、4つの聖母の交唱(アンティフォナ)のうちの一つです。(この他の聖母のための交唱には、アルマ・レデンプトリス・マーテル、アヴェ・レジーナ・チェロールム、そして、サルヴェ・レジーナがあります。)

教皇ベネディクト14世は、1742年、これを復活節の間、すなわち復活の主日から聖霊降臨までの期間、お告げの祈り(アンジェルスの祈り)の代わりに、死に対する勝利のしるしとして起立して唱えるようにと定めました。

お告げの祈りと同様に、早朝、正午、夕方と、一日3回唱え、その一日を神とマリアに捧げます。

この古いアンティフォナは、伝承によれば、4世紀、または10世紀にさかのぼります。その普及については、13世紀半ばから記録され、フランシスコ会の聖務日課に挿入されたことが知られています。これは、4つの短い詩句からなり、それぞれがアレルヤで終わります。これは、信者が天の元后マリアに向けて、キリストの復活を共に喜ぶ祈りです。

教皇フランシスコは、2015年4月6日、復活祭翌日のレジーナ・チェリの祈りにおいて、この祈りを唱える際の心掛けについて語っています。

「わたしたちはマリアに向かって、お喜びくださいと言います。なぜなら聖母に宿られた方は、おことばどおりに復活されたからです。そして、わたしたちは、聖母の取り次ぎを願うのです。実際、わたしたちの喜びは、聖母の喜びを反映するものです。マリアは御子イエスの死と復活の出来事の静かな証し人です。
母の喜びを自分のものとする、子らの喜びをもって、この祈りを唱えましょう。」

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